肥満は「主要な健康問題」
世界各国で社会問題となっている肥満。フランスも例外ではなく、肥満の防止と治療のためのさまざまな情報が、複数の機関から発信されている。
しかし、どれだけの人が、肥満について正しい知識を持っているのか。
(画像はイメージです)
PASTEUR MUTUALITEのアンケート調査に協力したフランス人のうち65%が、肥満は「主要な健康問題のひとつ」であると答えている。
また、肥満の原因として食生活をあげた人は76%であった。バランスのとれた食事が、健康にとって重要であると考えている人が多いことが明らかとなった。
さらに、運動不足が肥満の原因であると答えた人は75%で、2001年から全国で展開されている栄養健康プログラムの「食べて動こう」というメッセージが浸透していることがわかった。
肥満の招くリスク
アンケート調査により、大半の人が肥満の原因を知っていることが明らかとなった。しかし、肥満の招くリスクについては、まだよく知られていないようだ。
肥満が原因で起こりやすい病気や弊害として、脳卒中と心筋こう塞をあげた人は86%。
一方で、約半数のみが糖尿病について言及した。また、4分の1の人が、社会的孤立や精神疾患のリスクがあると答えている。
明日は我が身。肥満が社会問題であるからこそ、正しい知識を持つ必要がある。

PASTEUR MUTUALITE
http://www.gpm.fr/栄養健康プログラム
http://www.mangerbouger.fr/pnns/フランス人 肥満は食生活と関連していると認識 Le Nouvel Observateur
http://pourquoi-docteur.nouvelobs.com/76