朝食をぬいて、昼食に「まとめ食い」?
スウェーデンのリンショーピング大学の研究チームが、糖尿病患者に1日に1回大量に食事をとることを推奨する研究結果を発表した。
糖尿病患者の場合、朝食をぬいて、昼食に「まとめ食い」をすることが望ましい可能性があるという。
(画像はイメージです)
研究には、糖尿病患者21人が参加した。低脂肪食、低炭水化物食、そして地中海式食の3種類を、一定期間、交互に食べてもらった。そして血液検査を行い、血糖値などを調べた。
低脂肪食ではカロリーの約半分を炭水化物から摂取し、低炭水化物食ではこの量を20%前後に落とした。
地中海式食では、朝食にブラックコーヒーのみを飲む代わりに、昼食時に朝食の分のカロリーを同時に摂取。女性には150ml、男性には200mlの赤ワインも許可された。
ちょうどいいバランスの地中海食
研究チームによると、調査の結果、
低炭水化物食は、低脂肪食よりも血糖値の上昇が少なかったが、中性脂肪値が低脂肪食よりも高くなる傾向にある(TOP SANTEより)
ことがわかったという。
地中海式食については、血糖値の上昇率が低脂肪食よりも低かった。
地中海式食が低脂肪食と低炭水化物食の中間にあり、ちょうどいいバランスを保てる食事であるうえ、
少量の食事を少しずつわけて食べるよりも、地中海式の食事を1日に1回まとめて食べるほうが効果的である可能性がある(TOP SANTEより)
と、研究チームは結論付けている。

リンショーピング大学
http://www.liu.se/糖尿病 1食大食いを推奨 TOP SANTE
http://www.topsante.com/medecine/maladies