油にも種類があります
トランス脂肪酸をご存じですか?いわゆる「油」には不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸と二種類あります。そして不飽和脂肪酸の中にも同じ種類の油であっても、化学的に構造が違う二つの種類があります。そのうちの一つがトランス脂肪酸です。
(画像はイメージです)
トランス脂肪酸の害って?
人工的に出来るトランス脂肪酸は、加工食品を作る過程で出来ると言われています。そして、トランス脂肪酸を取り過ぎることによって、悪玉コレステロール値が上がったり、いく種類かのがんのリスクが上がったりする、と言われています。
最新の研究では
今年の8月にJournal of Food Science誌に掲載された、台湾の研究者の論文によりますと、食品中のトランス脂肪酸がマウスの心臓に悪影響を及ぼしていることがわかりました。
こちらの論文によりますと、トランス脂肪酸は、体に備わっている心臓を守るための機能を弱らせ、長期に摂取することで、心臓に負担をかけていることがわかったそうです。
気をつけることは?
トランス脂肪酸は、外食のフライドポテトを揚げるのに使うショートニングや、多くのマーガリンに含まれていると言われています。
マーガリンの中には、トランス脂肪酸をほぼ含まないものも発売されていますので、そういうものを選んだ方が良いかもしれませんね。
編集部 C-NZ

Journal of Food Science
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