エネルギー密度を考えたダイエット法
飽食の時代、現代では、肥満や太りすぎに悩む人が多くいます。体重を効果的に減らしつつ、バランスの良い食事を取りたいと思う人も多いでしょう。
(写真はイメージです)
いろいろな研究がありますが、食品のエネルギー密度に焦点を当てたダイエット方法が近年注目を浴びています。
エネルギー密度とは、食べる量に対してのカロリーのことです。野菜や果物のようにエネルギー密度が低い食品は、摂取カロリーが少ないながらも満腹感が高いことから、好ましいですが、砂糖や油に比べて味が劣ります。
昼食の内容と満腹感の関係
「Journal of The Academy of Nutrition and Dietetics」に2013年6月に掲載された論文によりますと、エネルギー密度と満腹感との関係が明らかになったということです。
徳島大学の研究グループで行われた本研究は、年齢が高くなるにつれて空腹感や食事の摂取量が少なくなると言う研究もあるため、年齢群の違う300人の昼食と満腹感を調べたそうです。
その結果、たくさん野菜を食べた人は、摂取カロリーが少なくても満腹感が高く、また、エネルギー密度が低い食事をしていても、ご飯をたくさん食べている人はお肉をたくさん食べるよりも満腹感が高かったそうです。
この傾向は40代の人の間で顕著だったとのことです。
結論として
野菜や果物は体に必要な栄養素もたくさん含んでいますから、たくさん食べたいものですね。
編集部 C-NZ

Journal of The Academy of Nutrition and Dietetics
http://www.andjrnl.org/