コーヒーの影響
近年コーヒーが心臓疾患予防に良い、などとする研究結果がわかってきたことは、コーヒー好きには嬉しい限りですが、カフェインを気にされる方も多いのではないでしょうか。
(画像はイメージです)
コーヒーと睡眠の関係
現在までの研究では、主に対象が男性のことが多く、また大量に摂取した結果が多い上、睡眠不足の人を対象にしたものが多かったようです。
その前提では、カフェインは睡眠の質を変えるだけではなく、睡眠不足の人の覚醒やパフォーマンスを向上させることがわかっていました。
今回、2012年に「Nutrition & Dietetics」に発表されたフランスとイギリスの研究によりますと、カフェインに弱いと感じている健康な63人の男女を調べた結果、たった一杯のコーヒー摂取が睡眠の質を妨げるという結果が出たそうです。
平均年齢は30才強の人たちに行われたこの研究では、カフェイン入りのコーヒー(カフェイン90mg)を飲んだ人たちは、デカフェ(カフェイン4.5mg)のものを飲んだ人たちよりも明らかに睡眠の質が下がり、寝付きが悪くなったそうです。
結論として
一杯くらいなら大丈夫だろう、と夕食後に飲んでいたコーヒーが睡眠の質を下げる結果になるかもしれない、ということですので、夜に飲むコーヒーはデカフェにするなど、カフェインには気をつけた方がいいかもしれませんね。
編集部 C-NZ

Nutrition & Dietetics
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