リボフラビンとは?
ビタミンB2の別名、リボフラビンは、成長促進、栄養素の代謝など体の大事な機能を担う栄養素です。
肉類や乳製品、穀物などに含まれ、不足すると口内炎や皮膚炎、眼の障害や胃腸の障害が起こります。眼の病気の予防や治療に役立つと言われており、水溶性のため貯蓄が出来ないので毎日摂取することが必要です。
(画像はイメージです)
また、リボフラビンは、栄養添加の目的で、様々な加工食品に使われ、黄色い着色料としても使われています。
リボフラビンと肺がんの関係
ところが2013年2月に「Journal of Food Science」に掲載された台湾の研究によりますと、リボフラビンを肺がんの細胞に加えていったところ、高用量で、肺がんの進行を促すことがわかりました。
著者らによりますと、低用量の時は何の影響もありませんでしたが、高用量になると肺がんの細胞の増殖、浸潤(周囲にじっくり広がっていくこと)、移動が促されたそうです。
結論として
少量は体に必須なものでも、度を過ぎるとかえって体に悪いものは色々発見されていますが、リボフラビンもそういう可能性がありそうです。
水溶性のものはいくら摂取しても蓄積しないから大丈夫、といわれていましたが、そういうわけでもないようです。
何でもバランス良く摂取したいものですね。
編集部 C-NZ

Journal of Food Science
http://onlinelibrary.wiley.com/