青少年の食習慣
オーストラリアでは四分の一以上の青少年が平均よりも体重が重いか、肥満と分類されています。
(画像はイメージです)
今までの研究では、小さい頃に健康的な食習慣が定着していても、大きくなるにつれ色々な要因が入り、食習慣が変わってしまうことがわかっています。
間違った食習慣
青少年が陥りがちな間違った食習慣は、例えば高脂肪で糖分の多い食事やジャンクフード、食事を抜かすことや、過度なダイエットなどが考えられ、女性の方が男性よりも健康的な食事をすることが多いそうです。
中でも両親の健康的な食習慣や青少年の生活習慣は青少年の食習慣に良い影響があるかもしれないそうで、2012年に「Nutrition & Dietetics」に発表されたオーストラリアの研究では、362人に及ぶ高校生の様々な食習慣と、彼らの生活習慣やその両親の食習慣などの関係を調べたそうです。
青少年の食習慣に影響した要因
その結果、一番食習慣に悪い影響を及ぼしていたのはゲームやテレビなど小さいスクリーンでする遊びの一日の総時間やベッドでのテレビタイム、そして良い影響を及ぼしていたのは、座って勉強をする総時間、そして十分な運動でした。
過去の研究と同じように女性の方が健康的な食事をしており、BMIや親の食生活などは影響していませんでした。
結論として
日本ではオーストラリアほど肥満に悩まされてはいませんが、西洋的な食事が一般的になり次第に増えてきています。
テレビを見ながらの食事やゲームをいじりながらの食事をしている家庭も多いと思いますが、やはり少なくとも食事の際は家族での会話を大事にした時間を過ごしたいものですね。
編集部 C-NZ

Nutrition & Dietetics
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