1日平均1.50ドル
健康のためにも、野菜や果物をふんだんに使った食事をとりたいと考えている人は多い。しかし、健康食は高いというイメージがあるのではないだろうか。
ハーバード公衆衛生大学院の研究チームは、日本、フランス、米国など10か国を対象とした研究のメタ分析を実施。健康食と食費について調査したところ、健康食は1日平均1.50ドル高くつくことが明らかとなった。
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なお、今回の研究での健康的な食材とは、青果や魚、ナッツ類のことである。それに対し、健康にあまりよくない食生活の例として、加工食品や肉の大量摂取があげられている。
56000円の痛手
研究によると、健康的な食生活をおくった場合、体によくない食材ばかりを消費したケースと比べ、年間の1人あたりの食費は550ドル(約56000円)高くなることがわかった。
健康食が高くつく理由としては、健康にあまりよくない食品は、大量生産できるケースが多く、これにより単価を安くすることが可能であるためだと考えられている。
肥満や糖尿病は、貧しい家庭に特に多くみられる。しかし、健康的な食生活が望ましいとわかっていても、慎ましい暮らしをしている家族にとっては56000円の出費は大きな痛手だ。
理想を実現することは、なかなか難しい。

ハーバード公衆衛生大学院
http://www.hsph.harvard.edu/健康食 不健康な食事よりわずかに高い Le Vif
http://www.levif.be/info/actualite/sante/une