オキアミとは?
オキアミは甲殻類の一種で、エビのような形をした小さな生き物です。
(画像はイメージです)
つりのえさとしてよく使われますが、食用やサプリメントなどの材料としても使われて、近年その栄養価に注目が集まっています。
オキアミの栄養価
今までの研究では、オキアミにはオメガ3をはじめとする脂肪酸やタンパク質が多く含まれており、血圧を下げたり中性脂肪を下げたりする役割があると言われていました。
また、オキアミから抽出した物が、中性脂肪の集積を防ぐこともわかっています。
オキアミのタンパク質の分解物と脂肪分の関係
そこで、2013年に「Functional Foods in Health and Disease」に発表されたノルウエイの研究では、オキアミのタンパクの分解物が、肝臓での脂肪の代謝や、血中の中性脂肪にどのように影響があるかを調べました。
この研究ではたくさんの脂肪分を与えられたマウスを使って行ったそうです。
その結果、オキアミのタンパクの分解物は、ラットの血中の中性脂肪を減らし、肝臓から分泌される、食事中の脂肪分を溶かす役割のある胆汁酸の血中濃度を増やしていることがわかりました。
結論として
胆汁酸が増えたことが、中性脂肪を減らす原因になったのか、また、結果だったのかははっきりしないそうですが、オキアミは食事中の脂肪分を溶かすのに一役買っている可能性が高そうです。
編集部 C-NZ

Functional Foods in Health and Disease
http://functionalfoodscenter.net/