消費エネルギーを上げる
現在のライフスタイルではどうしても摂取するエネルギーが多くなりがちですよね。
(画像はイメージです)
食べ物の中には、体の熱を上げて消費エネルギーを増やしてくれる物がいくつかわかっていて、チリなどはカプサイシンを含むためそのうちの一つと言われています。
黒こしょうと消費エネルギー
黒こしょうに含まれるピペリンという辛みの成分はチリと同じように交感神経を活性化させてくれ、カプサイシンよりもその作用が強いという報告もあります。
このピペリンはまた、ウサギの研究で、食べ物が胃にとどまる時間を長くするという報告があり、カロリー摂取を変えることなく肥満を抑えられると考えられています。
そこで2013年に「Functional Foods in Health and Disease」に発表されたアメリカの研究では、閉経後の女性たち27人の黒こしょうの消費と、呼吸量、代謝、満腹感などの関係を調べたそうです。
その結果、黒こしょうの消費は、たった1.5グラムでピペリンの血中量を明らかに増やしましたが、それが、消費エネルギーや呼吸量、その他のことを変化することはありませんでした。
結論として
今回の研究結果では黒こしょうと消費エネルギーに関与は見られませんでしたが、2日間だけの検査であり現在までの結果では肥満に良い影響が考えられることが示されていますので、黒こしょうの恩恵を大きく受けそうな人たちを対象にした更なる研究が望まれるでしょう。
編集部 C-NZ

Functional Foods in Health and Disease
http://functionalfoodscenter.net/