ゲニステインとは
ゲニステインは、イソフラボンの一種で、豆科に多く含まれています。
(画像はイメージです)
抗酸化作用を持つと言われていて、フリーラジカル、という体に有害な作用を持つ活性酸素の力を弱める作用があると言われています。
また、イソフラボンは性ホルモンに関与するがんを防ぐ効果があるとする研究も多く報告されています。
がんにおいて多く見られる遺伝子
乳がんや卵巣がん、胃腸系のがんにおいて、とある遺伝子(HER2の遺伝子)が過多に作用していることがわかっており、それががんの転移を促したり化学療法を弱めたりする作用につながると言うことが以前からわかっていました。
そこで2013年に「Functional Foods in Health and Disease」に発表された中国の研究では、そのとある遺伝子(HER2の遺伝子)の作用に対するゲニステインの影響を調べたそうです。
乳がんと卵巣がんに対する影響を調べた結果、ゲニステインを摂取すると48時間までは、そのとある遺伝子(HER2の遺伝子)の作用を減らす効果があり、この効果は抗がん剤よりも強かったそうですが、その効果はがん細胞の種類によったそうです。
結論として
細胞の種類によって、効果は違いましたが、自然の物質ががんを防ぐ効果があるかもしれないと言うことは大変に興味深いですね。
編集部 C-NZ

Functional Foods in Health and Disease
http://functionalfoodscenter.net/