ビタミンDと関節の症状
ビタミンDの摂取が不足すると、関節の症状を起こす可能性があると言うことは以前よりよく知られています。
(画像はイメージです)
けれどもビタミンDだけの問題なのか、それともほかのものとの複合での問題なのか、論議が分かれているのが現状です。
カルシウムとビタミンDの効果
そこで2013年に「Journal of The Academy of Nutrition and Dietetics」に発表されたアメリカの論文では、カルシウムとビタミンDのサプリメントを同時に摂取した場合の関節の症状への影響を調べたそうです。
閉経後の女性に比較的関節の症状が多く見られるため、36000人強の閉経後の女性を調べた結果、二年間のサプリメント摂取の影響は関節の痛みや関節の腫れの頻度には表れませんでした。
結論として
カルシウムやビタミンDは関節の症状だけではなくて大事な栄養素ではありますので、この結果から、摂取しなくていい、というわけではありませんが、関節の症状のためだけに摂取する必要はないのかも知れません。
カルシウムとビタミンDの組み合わせが問題である可能性もありますので、更なる研究が期待されるところですね。
編集部 C-NZ

Journal of The Academy of Nutrition and Dietetics
http://www.andjrnl.org/