子供の食生活
アメリカの子供たちの間では、野菜やフルーツの摂取が減り、砂糖や脂肪分の摂取が過剰になっています。
(画像はイメージです)
子供時代の食事は、正しい食生活を身につけて大人になってからの慢性病にかかるリスクを減らすことにつながるため重要だと言われています。
そこで子供たちに食生活を改善するための取り組みが行われていますが、成功している例もあればうまくいかない例もあり、なかなか成果が見られるとは言いがたいところがあります。
田舎の子供の食生活
特に低収入の田舎の地域では、食生活が良くないにもかかわらず改善の取り組みに限界があり、健康を損ねている例が多く見受けられます。
そこで2013年に「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」に発表されたアメリカの研究では、8つの田舎の小学校かコミュニティーで、2年間行う食生活改善プログラムが効果があるかどうかを調べました。
一年間のプログラムの結果、子供たちの野菜や果物の摂取量は明らかに増え、グリセミックインデックス(GI)が減ったそうです。
結論として
全粒の穀物や、豆類、乳製品、いも類、飽和脂肪酸、砂糖、食物繊維の摂取量には変わりは見られませんでしたが、野菜の摂取量が増えたと言うことは、こういった取り組みには効果があると言えるのではないかと筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics
http://www.fondation-louisbonduelle.org/