自分の体型評価 女性はネガティブ、男性はポジティブ
英紙The Guardianが実施したアンケート調査によると、男性は自分の体型をやせていると認識する傾向が強いことが明らかになった。
3月28日に発表されたのは、The Gurdianが先月実施した体型認識調査の結果だ。アンケートは、インターネットユーザー30万人を対象に行われた。
回答者は、「やせ型」「標準」「太り気味」「肥満」「病的肥満」の5つのカテゴリーの中から自分の体型を選んだあと、身長と体重を入力する。
肥満の度合いを示すBMI指数により計算された実際の体型と、回答者の自己評価を照らし合わせた結果、女性が自身の体型を実際よりもやや太り気味に評価するのに対し、男性はやせ気味に評価することが明らかになった。
メタボは強さの象徴?
The Gurdianのアンケートに協力した男性回答者の23%が、実際の体型より1つ下の体型カテゴリーを選んでいる。
これに対し、女性回答者の27%が実際より1つ上のカテゴリーを選んでおり、男性と女性の自己評価の違いが明白になった。
健康と食を専門とする社会学者のティボー・ドゥ・サンポル氏は、仏紙Le Figaroのインタビューに対し、
女性は、やせた体型と美しさを関連付ける傾向にある。一方で、男性にとって体格のよさは、強さの現れだ。男性は、太っていることに引け目を感じない(Le Figaroより)
と述べ、肥満に対する男女の考え方の違いを説明した。
日本の厚生労働省によると、近年、男性の肥満者が増加しているという。「強さの象徴」が度を超さないよう、こまめにBMI指数をチェックすることが、肥満防止のための最善策といえるだろう。

厚生労働省 肥満ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/himan/男性のみなさん 思っているより太ってます The Gurdian
http://www.guardian.co.uk/society/blog/2013/mar/28/men男性は実際よりも太っている Le Figaro
http://sante.lefigaro.fr/actualite/2013/03/28/20129