亜鉛と銅
亜鉛や銅は、体の中で大変重要な役割を果たしているため、なくてはならないものですが、逆に取り過ぎると害になるミネラル分です。特に亜鉛は現代人では足りない人も多いのが現状です。
(画像はイメージです)
亜鉛や銅と心疾患のリスクの関係
亜鉛や銅は様々な機能を果たしていますが、2013年に「Nutrition & Dietetics」に発表されたイランの研究では、心疾患のリスクと亜鉛や銅の摂取の関係を調べたそうです。
2750人のイラン人を調べた結果、亜鉛を摂取する量が少ないと、女性ではいわゆる善玉コレステロール(HDL-C)が下がり、脂肪分(トリグリセリド)、血糖値が上がったそうです。
また銅の摂取が一番多かった人と少なかった人を比べると、メタボリックシンドロームの各項目に大きな差があったそうです(摂取することで効果があった)。
結論として
筆者らは亜鉛と銅をたくさん摂取することで、メタボリックシンドロームと心疾患のリスクを減らす効果があったと結論づけています。
編集部 C-NZ

Dietary intakes of zinc and copper and cardiovascular risk factors in Tehranian adults: Tehran Lipid and Glucose Study
http://onlinelibrary.wiley.com/