カゴメが実施した「野菜栽培に関する調査」の結果を公表
カゴメ株式会社が行った「野菜栽培に関する調査」の結果が、公式サイト内のニュースリリースにて公表された。
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食の安心・安全への関心が高まる近年、食育の一環として家庭菜園に人気が集まっている。また、カゴメでは毎年春、自社で保有する約7500種のトマトの種子から独自に開発したトマトの苗のプレゼントキャンペーンを実施している。このことを受けて、野菜栽培に取り組む人の意識や栽培実態を知るために今回の調査が行われた。
調査は2013年11月11日から12日にインターネットを通じて実施。調査対象は、野菜栽培に取り組んでいる全国の20歳以上の男女600人。
全般的には「食べるため」に野菜を育てることを基軸にしつつ、その生長過程も楽しみ、安心して旬のおいしさを味わいたいという心情が浮き彫りとなった。
年代の違いで、野菜づくりの目的もさまざま
野菜を栽培するきっかけは「趣味の一つとしてよいと思ったから」がトップ。全年代を通じてポイントが高く、年齢を問わず長年続けられる趣味としてはじめる人が多い。また、配偶者とともに野菜栽培に取り組んでいる人が多く、夫婦共通の趣味として楽しまれていることがわかった。
野菜栽培を始めてからの意識の変化では「季節を感じるようになった」「野菜の味わいが分かるようになった」という回答が多く寄せられた。野菜栽培を通じて季節の変化を感じ、野菜の旬のおいしさを実感できるようなったことがうかがえる。
野菜栽培の目的は、20歳、30歳代の子育て世代では「食費の節約のため」「野菜をたくさん食べるため」といった回答のポイントが高かった。家計の負担軽減の他、育てる楽しみを通して子どもたちが野菜に興味を持ち、野菜好きになってほしいというねらいがあるようだ。
シニア層では「心の豊かさのため」「適度な運動で体の健康維持のため」のポイントが他の年代よりも高く「心と体の健康」を意識していることがうかがえる。また、20歳代の約3割は、野菜を栽培することによって「早起きになった」「規則正しい生活になった」と回答し、生活のリズムの改善効果が見られた。
調査結果からわかった 野菜栽培で得られる健康効果と魅力
野菜を栽培することで、作物の生長過程を楽しみ、収穫の喜びを味わえることはもちろん、育てた野菜に愛着を持って毎日の食事に取り入れれば、野菜たっぷりの健康的な食生活が送れる。早寝早起きなど生活習慣の改善や、適度な運動による心身の健康効果も期待できる。さらに、食費の軽減にもつながり、旬の食材のおいしさを理解し、農業への関心を高めるきっかけにもなる。野菜栽培の魅力が多岐にわたり、さまざまな健康効果を生み出すことが明らかとなった興味深い調査結果であるといえる。

カゴメ株式会社 ニュースリリース
http://www.kagome.co.jp/company/news/2014/01/001629.html