食生活と健康
食生活のパターンが健康に関係していると言うのはよく言われています。食生活が関係するものとして、疾病率や死亡率も含まれているそうです。しかし、現在までに食生活と総死亡率の関係を調べた研究はあまりなく、2013年に「Journal of The Academy of Nutrition and Dietetics」に発表されたスペインの研究では、食生活のパターンと、総死亡率の関係を調べました。
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この研究の対象者は大学を卒業した平均38才のスペイン人男女で、16000人以上に上ったそうです。
食生活と死亡率
その結果、食事には、西洋風(肉、ポテト、ファーストフードが多い)、地中海食(野菜、魚、フルーツ、オリーブオイルが多い)、アルコール飲料、の三つの大きなパターンがあったといいます。調査中に148人の死亡があり、死と一番結びつきにくかった食事は地中海食だったそうです。逆に、西洋風とアルコール飲料の食生活が死亡率に結びつかなかったといいます。
結論として
地中海食は、死亡率を下げることが出来るのではないか、と筆者らは述べています。
早死にしないように、というよりは、長生きするために、地中海食がいい、といった様な結果と言えるでしょうか。野菜やフルーツ、などの効用はとても大きいのかもしれません。
編集部 C-NZ

Dietary Patterns and Total Mortality in a
Mediterranean Cohort: The SUN Project
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/