青少年の食生活
青少年の食生活は,様々な病気の原因になり得ると言われています。
(画像はイメージです)
2013年に「American Journal of Epidemiology」に発表されたアメリカの研究では、青少年の間の肉や魚の摂取と将来の大腸腺腫になるリスクを調べたそうです。
大腸腺腫とは、良性の腫瘍の一種で、大多数の大腸ポリープは腺腫です。大きな大腸腺腫は癌を含む可能性が高くなります。
食生活と大腸腺腫
約2万人弱の女性を10年間にわたって調査した結果、1500人弱の人が大腸腺腫と診断されたとのことです。青少年の間の赤身肉摂取は大腸腺腫と関係性が見られず、魚の摂取も同様に関係が見られませんでした。
鶏肉の摂取は大腸腺腫のリスクを下げる結果となりました。1単位(80キロカロリー)分の赤身肉を鶏肉か魚に置き換えた結果、大腸腺腫のリスクは鶏肉で41%、魚で35%も減ったそうです。
結論として
この研究では赤身の肉が大腸腺腫のリスクになるという結果は出ませんでしたが、鶏肉をたくさん食べることがリスクを下げることにつながった、と筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Dietary Intakes of Red Meat, Poultry, and Fish During High School and Risk of Colorectal Adenomas in Women
http://aje.oxfordjournals.org/