肉食か草食か
近年肉の食べ過ぎは健康に良くないということが常識となり、肉を避ける食生活をする人が増えています。けれども、栄養素の不足や運動不足は逆に健康を損ねる結果になりかねません。
(画像はイメージです)
2013年に「Journal of Human Nutrition and Dietetics」に発表されたオーストラリアの研究では若い女子大生の食生活と運動の様子、そして肉製品を避ける影響を調べたそうです。
300人強の参加者のうち、アンケートに答えた218人の53%は一週間に150分以上の運動を行っていたとのことです。
食生活についてのアンケートには256人が解答し、穀物、野菜、肉、魚、他の食品は殆どの人で国の推奨摂取量にみたしていませんでした。
肉と栄養素
そして23%の女性が肉を避けた食生活をしており、オメガ3、ビタミンB12,セレニウム、亜鉛の摂取量が肉を避けていない人よりも少なかったそうです。
動物からの鉄分の摂取量は肉を避ければ避けるほど少なかったとのことです。
結論として
女学生らは健康的な体重、十分な運動量でしたが、肉を避けている人たちでは、いくつかの大事な微量栄養素が少なく、長期的に見ると、免疫機能の低下や鉄欠乏性貧血などに悪影響を及ぼす可能性があると筆者らは結論づけています。
やはりバランスの良い食生活が一番なのかもしれませんね。
編集部 C-NZ

Avoidance of meat and poultry decreases intakes of omega-3 fatty acids, vitamin B12, selenium and zinc in young women
http://onlinelibrary.wiley.com/