食べる速度
食べる速度が早い方が太りやすい、というのはよく言われることです。
(画像はイメージです)
2014年に「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」に発表されたアメリカの研究では、正常な体重の人と太りすぎ、または肥満の人とで食べる速度とエネルギー摂取の関係には違いが見られるのかを調べました。
食べる速度とエネルギー
35人の正常な体重の男女と35人の太りすぎ、または肥満の男女を2日間のランチタイムに同じものを食べてもらって調べたところ、早く食べてもゆっくり食べても正常な体重の人のエネルギー摂取は,そうでない人たちと比べて明らかに低かったそうです。
どちらのグループもゆっくり食べた方は、エネルギー密度が低く,食事を取る比率も少なかったとのことです。
食事60分後にはどちらのグループもゆっくり食べた方が空腹感が少なく、満腹感も多く見られました。
結論として
ゆっくり食べることは,正常な体重の人たちにとっては明らかにエネルギー摂取に効果がありましたが、肥満や太りすぎの人ではそこまで大きな違いは見られませんでした。
食事を取る率やエネルギー密度はゆっくり食べることで下がり、空腹感も減らすことが出来た、と筆者らは結論づけています。
編集部 C-NZ

Slower Eating Speed Lowers Energy Intake in Normal-Weight but not Overweight/Obese Subjects
http://www.andjrnl.org/