緑茶と乳がんの関係ｰ日本の研究から

緑茶は、老化や癌などの原因の一つとして考えられている、抗酸化ストレスの作用を抑えてくれる効能があるとして、近年注目を浴びています。

（画像はイメージです）

動物実験では、実際に緑茶が乳がんに効果があるとする結果がたくさん出ているそうです。

けれども、この関係については、疫学的調査（病気を起こす原因と思われるものが、病気を起こす可能性を調べる調査）は殆どされておらず、また、されたものの結果もはっきりしたものではありませんでした。

そこで2013年に「Nutrition and Cancer」に発表された日本の研究では、緑茶の摂取と乳がんリスクについての関係を調べたとのことです。

緑茶の摂取と乳がんリスクの間には特に関係性はなかったそうです。癌のタイプ、遺伝子の違い、 閉経の状態、そして、葉酸やイソフラボンなどの食事との関係も見られませんでした。

筆者らは、緑茶の消費には、乳がんのリスクを減らす効果は見られなかった、と結論づけています。
編集部　C-NZ




Green Tea Consumption and Breast Cancer Risk in Japanese Women: A Case-Control Study
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