近畿大学農学部・伊藤智広講師とバイオバンク共同研究
先ごろ、野菜や果実などを発酵させたエキス(商品名:「OM-X」)が、花粉症や気管支ぜんそくなどのアレルギー症状の緩和に役立つことが、近畿大学農学部水産学科水産利用学研究室講師の伊藤智広さんと、株式会社バイオバンク(以下、バイオバンク)との共同研究で明らかになりました。
(画像はニュースリリースより)
人の健康に役立つ成分が満載「OM-X」
「OM-X」とは、野菜や果物、海藻などを乳酸菌で長期間発酵させ熟成させた植物発酵エキスで、その栄養成分には、人の健康に役立つ生きた乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖などが含まれています。
バイオバンクでは、これをカプセル化した製品を現在、サプリメントとして世界各国で販売しています。
アレルギー症状緩和食品などの開発に期待
また、今回の研究では、「OM-X」の中に多く含まれる“メラノイジン”という成分が、アレルギー症状の原因のひとつ“脱顆粒(だつかりゅう)”を抑制することがわかりました。
この研究成果が今後、“メラノイジン”の成分を活用したアレルギー症状緩和食品やサプリメントの開発につながることが期待されます。
編集部 つつみ さえこ

「野菜や果物の発酵エキスがアレルギー抑制に役立つことを発見」学校法人近畿大学※PDF
http://www.kindai.ac.jp/topics/assets_c/2014/03/140325press.pdf