そんなに虫じゃない!
全国のイトーヨーカドー165店舗で“ミドリムシ”の入った食品が販売されています。そう聞くと、ちょっと眉をひそめたくなりますね。しかし、よく“ミドリムシ”のことを知ればぜひ食べたい食品へと変わるはずです。
“ミドリムシ”とは和名で、学名はユーグレナといい、その正体はいわゆる“虫”ではなく、藻の一種の小さな微生物。動物と植物、両方の性質を持っており、59種類もの豊富な栄養を持った優秀な素材です。
このユーグレナを食品に配合することで、先進国では不足しがちな栄養を補う栄養補助食品として、発展途上国では食料援助の素材として活躍することができるのです。
(画像はニュースリリースより)
9品が発売開始
ユーグレナの普及を目指すユーグレナ社と、賛同したイトーヨーカドーが発足した「ミドリムシカラダに委員会」プロジェクト。食品メーカー8社の協力を得て、9商品が実現されました。
第一弾では、カゴメ株式会社から野菜飲料「石垣島の恵み ユーグレナ入り15の野菜」。株式会社ロッテから「石垣島の恵み ユーグレナの梅ガム」。カルビー株式会社からスナック菓子「石垣島の恵み ユーグレナ入り ベジたべる緑の野菜 」。
株式会社ブルボンから「石垣島の恵み ユーグレナ入り クラッカー」と 「チョコチップクッキー」。株式会社永谷園から「ユーグレナのおみそ汁」。岩塚製菓株式会社から和風スナック「石垣島の恵み ユーグレナ入りふわっと」。
理研ビタミン株式会社から「ユーグレナ入りわかめスープ 」。株式会社モントワールから「石垣島の恵み ユーグレナのぼうろ」が発売されました。
バランスのよい栄養
ユーグレナに含まれるのは14種のビタミン、9種のミネラル、18種のアミノ酸類、DHAなどで知られる不飽和脂肪酸、その他GABAなどの栄養です。
例えばユーグレナたった1gで鉄分がほうれん草の約50g分摂取できたり、葉酸が生さんまの約50g分摂取できたりと、微量でも含まれる栄養の量は目を見張るものがあります。
サプリメントで栄養摂取もいいですが、各食品メーカーが趣向をこらした9商品を、食べ比べながら楽しく栄養を摂ってみませんか?

ユーグレナ社ニュースリリース
http://www.euglena.jp/news/2014/0415.html