ワイン3杯目が転機!
イギリスの調査会社YouGovが、ダイエット推奨組織“Slimming World”(スリミングワールド)からの依頼を受けて、飲酒後の行動についてのアンケート調査を行いました。
アンケート回答者の行動分析の結果、「飲酒後の24時間で6300kcalの余剰カロリーを摂取するかどうかは、ワイン3杯目がターニングポイントになっている。」という興味深い事実が明らかに。
回答者のうち50%の人が「飲酒が自身の食べ物のチョイスに影響を与えた」と考えており、また、9.3ユニット(イギリスの単位で1ユニットは純アルコール分10mlに相当)もしくは生ビール4~5杯を飲酒した翌日は、「運動の予定をキャンセルした」とのこと。
(画像はSlimming Worldウェブサイト)
二日酔いの日の過ごし方
飲み過ぎた翌日にとった行動は、「ベッドにいる・TVを見る・SNSをする」とし、平均して通常の食生活より2051kcal余分に摂取したと言います。
飲酒の当日には2829kcalの食品と1476kcalのアルコールを摂取し、翌日には2051kcal分を余分に摂取。つまり、飲酒開始から24時間以内で6300kcalもの余剰カロリーを摂取することになるそうです。(以上の数値などはアンケート結果の平均であり、化学的根拠に基づく調査ではありません)
カロリーの摂りすぎは危険
“Slimming World”の栄養研究局長Dr Jacquie Lavinさんは「アルコールは自制心を失わせる」と語ります。
「アルコールは食事を美味しく感じさせる作用があり、アルコールを多量飲んだ人は、大食し、長時間にわたって食べる傾向がある」(Slimming Worldプレスリリースより)
と、余剰カロリーを摂りやすくなる要因について注意喚起をしています。
さらに、病気との関連性も指摘。
「カロリーの摂りすぎは肥満の原因となり、心臓病・2型糖尿病やガンなどのリスクを増加させる」(Slimming Worldプレスリリースより)
「飲み過ぎた!食べ過ぎた!」と笑い事にしてしまいがちな飲酒後ですが、体への負担が大きいことも事実。飲酒・飲食は適正量を守ってほどほどに、が肝要ですね。

Slimming Worldプレスリリース
http://www.slimmingworld.com/press-articles/