カカオ分70%以上の「高カカオチョコレート」で調査
明治は18日、高カカオチョコレートの摂取が「脳の若返り」につながる可能性があるとの調査結果を発表した。
これは「チョコレートによる脳の健康効果解明への取り組み」に関し開催された「オープンサイエンス中間報告会」にて発表されたもの。
今回、同社では脳の健康維持・増進を目的とした研究に取り組む、内閣府のImPACT(革新的研究開発推進プログラム)山川プログラムと提携。男性15人、女性15人からなる45~68歳の成人男女計30人を対象に、カカオ分70%以上の高カカオチョコレートを4週間摂取した際の変化を調査することで、高カカオチョコレートによる脳の健康効果の実証を試みた。
大脳皮質の量を増やし、学習機能を高める効果が?
同社らが注目したのは、主に「大脳皮質の量」「神経線維の質」の2点。今回の調査ではこのうち「大脳皮質の量」について、これを示す目安となるGM-BHQの値が、高カカオチョコレート摂取前の平均値94.7から95.8に増加。同社によれば、このGM-BHQの増加がみられる場合、新しいことを学べる能力が高まる可能性があるという。
また過去の研究により大脳皮質の量は加齢に伴い低下することが分かっているといい、したがって今回のように高カカオチョコレートを継続して摂取した場合、脳皮質の量が増加して学習機能が高まる「脳の若返り」につながる可能性が発見できたとのことだ。
(画像は明治Webサイトより)

明治 プレスリリース
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