食生活、自分で改善できそう?
まもなく健康診断を控えている人も多いこの時期、前回の結果で多少気になる点はあったものの、食事や生活習慣に気を使うことができないまま新たな季節を迎えてしまった人もいるのではないだろうか。
インターネットが普及する時代、健康に関する情報を得ることは難しくない。
しかし、日常生活で実践できる食事や病気に関する知識を正しく得るためには、自治体の実施する健康教室に参加することも効果的だ。
福岡市中央区の市市健康づくりサポートセンターでは、糖尿病に関する知識や食事について学べる「1日糖尿病教室」や高血圧を予防する食事を実践するための料理教室などを開催している。
この教室では病気の基本的な知識だけでなく、適切な食事、運動療法やヘルシーメニューの試食、身体計測や血圧計測を受けることができる。
糖尿病の専門医が運営
同センターの運営は、4月から市医師会が担うこととなり、センター長に糖尿病専門医の三村和郎さんが就任した。
センターの中心事業の一つとして糖尿病対策を掲げ、「食生活」の見直しについて患者や医師が「共感」し合うことで、厳しい指導だけでなく「気持ち」の面でも支援を行いたい考えだ。
開催される健康教室は、「一日糖尿病教室」のほかにも、即実践できるバランスの良い適塩を指導する、食事講習や料理教室「楽しくおいしく高血圧予防食」や、仕事帰りに通えてメタボ対策にもなる「やせナイト塾」など、いずれも参加費は1000円程度で、食事の面から健康を支援する。
また、センター内のレストランでは、メニューを見ながらパソコン上で食事バランスを学ぶこともできる。

福岡健康づくりサポートセンター
http://kenkou-support.jp/