現代のイタリアでの食事風潮は
イタリアの研究機関「SINU(La Societa Italiana di Nutrizione Umana)」が開催した第36回全国会議では、『食料と食事:伝統を革新する』をテーマとした食事の方法論が展開された。
昨今の先進国をはじめとした健康への意識の高まりはイタリアにおいても同様であり、赤身肉・サラミ・砂糖・ミルク・グルテンなどの食品、さらにはコーヒーなどのHOT飲料を健康に害を及ぼす食べ物として批判する風潮がメディアの報道をはじめとして顕著である。
運動プラス食事の重要性も
これに対してSINUのフリオ・ブリゲンティ会長は、1つの栄養素や食品に集中したデータのみを取り上げて、一律にそれらの食品を有害と決めつけるのは間違いだとし、日常的に消費するすべての食料を考慮した上で、全体的にバランスの取れた食生活を広める食育の必要性を説いている。
栄養学者で、イタリアの指針を作成する研究機関「Crea-Nut」に所属するローラ・ロッシ氏は、「必ず良い成分、悪い成分というものは存在しない。野菜の良い面だけを他と比べ、砂糖の悪い面だけを同様にすることには賛同しない」と述べている。
討議で明らかになった別の重要なコンセプトはライフスタイルである。ギブソン氏は、身体の運動と健康な食事がどのように協調するかを説明し、相手なしで1人ではそれができないことを説明した。
(ニュースリリースより引用)
(画像はSINU HPより)

SINU ニュースリリース(共同通信PRワイヤー)
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201512076238/SINU
http://www.sinu.it/html/cnt/home.asp