プロジェクトへの参加企業を募集中
日本駐車場開発とウェルネスデータ、おかんの3社は5月23日より、東京都・丸の内周辺に勤務するビジネスパーソンを対象に、健康経営が企業活動に及ぼす影響を実証する比較調査「丸の内ヘルスアップ実証プロジェクト」を開始。これと並行する形で、同プロジェクトへ参加する企業の募集をはじめた。
各種ソリューションを通じた健康改善の結果を測定
「丸の内ヘルスアップ実証プロジェクト」への参加に当たっては、10名を1グループとした企業(部署)単位で応募が可能。企業(本社でなくても可)が丸の内地区にあることや、測定に必要な各種ソリューションを利用できることも条件となっている。
同プロジェクトにおいては、まず開始時に対象者へ初回の測定やアンケートを実施。合わせて、健康的な社食を提供するおかんの福利厚生サービス「オフィスおかん」と、毎日の生活データによるウェルネスデータの健康管理アプリ「JouleLife(ジュールライフ)」が職場に導入される。
調査にかかる実証実験中は身長や体重といった身体記録に加え、食事・運動などの生活改善記録から意識と行動の経時変化を測定。また、業務生産性や従業員ロイヤリティー、ストレス指標などについても合わせて測定するとともに、開始30日地点でセミナーやカウンセリング、目標確認などのフォローが図られる。
その後、開始から60日間で実証実験は終了。結果報告会の開催とともに結果測定やアンケートを行い、対象者にどのような変化が生じたのかを検証する計画となっている。これらをまとめたプロジェクトの結果は、今年10月頃に公表される見通しだ。
企業にできる健康促進活動を、現実的な形に
少子高齢化にともなう労働力の減少、生活習慣病などによる国民医療費の増加など、「不健康によるコスト」は近年社会的にクローズアップされつつある。一方で、この状況へ従業員の健康を改善することでアプローチしたいと願う企業においては、従業員の健康意識や行動を変えるための具体的手法が確立されていないのが難点であった。
こうした中、ヘルスケアプログラムを提供する「丸の内ヘルスケアラウンジ(MHL)」の運営元である日本駐車場開発はその経験上、ビジネスパーソンの適切な生活・健康記録管理ソリューションや、就業時間中における健康的な食事が不足していることに着目。それぞれを提供するウェルネスデータ、おかんと共同でプロジェクトを発足させた形となる。
同社ではプロジェクトを通じて、手軽に取り組める健康増進活動の具体的な形を示すとともに、各企業における従業員の健康増進を実現。生産性やロイヤリティーの向上、ストレス指標改善などにつなげることを目指す構えだ。

日本駐車場開発、ウェルネスデータ、おかんによるプレスリリース
http://www.n-p-d.co.jp/npd/release/