小林製薬による調査結果が明らかに
小林製薬は16日、40代から50代の中年男性310名を対象に実施した健康と食生活に関する調査結果をまとめ、公表した。
今回の調査は、“国民病の1つ”ともされる糖尿病の患者が年々増加していることを受け、「日ごろの食生活に注意する必要性が高まっている」という同社の見解のもとで行われたもの。
調査では、約6割の回答者が「普段、血糖値を気にしていない」と回答。一方で、将来不安に感じる生活習慣病としてはがん、高血圧に続く第3位に糖尿病がランクインし、また「治療が大変」「食事の制限が多い」「重い合併症に繋がる」といったイメージがあがるなど、多くの人々が糖尿病に対して不安を抱いていることが明らかとなった。
不安とうらはらに、食生活のコントロールは困難?
それでは、その予防において重要とされる食生活、とりわけ炭水化物のとり方と、中年男性の人々はどのように付き合っているのだろうか?調査では実に約4割の回答者が、健康のためでも「炭水化物を控えることができない」と回答。
また約半数が、外食時にごはんや麺類を「大盛りにすることがある」と答えたほか、「チャーハンとラーメン」など複数の炭水化物を同時に食べる「重ね食べ」をしているという回答者も全体の約6割に上るなど、食生活のコントロールが健康への不安と釣り合っていない現状が浮かび上がった。
調査結果に「納得」のあなたは要注意!?
今回の調査結果を受け、小林製薬では近畿大学医学部の伊藤裕進氏による見解を掲載。同氏によれば、糖尿病予防には「自分の適正体重に体重をコントロールすること」「歩数を増やしたり運動を行ったりし、身体的活動の機会を増やす」「糖質(炭水化物)や脂肪の過剰摂取、過食を避けた適正な食事を摂ること」の3点が重要であるとのこと。
ついつい食べ過ぎてしまいがちな”食欲の秋”。調査においては、多くの人がこの「秋」、つづいてこれからの「冬」に、より食欲を感じることも明らかになっている。
今回の調査結果についつい納得してしまった人はたとえ中年男性でなくとも、糖尿病の発病予防へ向け、日々の生活習慣を見直してみる良い機会かもしれない。

小林製薬 ニュースリリース
http://www.kobayashi.co.jp/