きのこスペシャリストとJA中野市の共同研究
長野県中野市農業共同組合(JA中野市 代表理事:阿藤 博文)は【えのき茸】の生活習慣病予防・改善効果の研究結果を、先月31日に東京農業大学・「食と農」の博物館にて発表した。
(画像はプレスリリースより)
種類によっては様々な健康への効能があることが知られている「きのこ」類だが、今回の研究はその“きのこ研究の第一人者”である東京農業大学「江口 文陽(えぐち ふみお)」教授が、きのこ生産日本一の市である中野市の農業組合と共同でおこなったものだ。
素材を生かした『えのき氷』の有用性
報告会ではまず、三ヶ年におよんだ研究の成果報告に「糖尿病予防効果」が中心に据えられて解説がなされ、【えのき茸】をミキサーでペースト状にすることで製造した『えのき氷』の摂食臨床試験により、糖尿病の予防・改善に寄与する効果が確認されたことが説明された。
さらには【えのき茸】が体脂肪減少や花粉症の改善にも効果が期待できると判明したことが発表され、臨床試験で計られた健康維持効果が、『えのき氷』以外の「えのき加工食品」では確認されなかったことで、JA中野市が発信している『えのき氷』の有用性が改めて立証されたことになる。
(江口教授 画像はプレスリリースより)
報告会はこの後、きのこの専門知識に関する民間資格「きのこマイスター」を認定している「日本きのこマイスター協会」理事長の前澤 憲雄氏とJA中野市から田川部会長、阿藤組合長、さらにはママ読者ブロガーが参加した座談会が行われ会場を盛り上げた。
※えのき氷について
「えのき氷」とは、エノキタケをミキサーでペースト状にして1時間煮出し製氷皿で凍らせたもの。
長期間保存ができ、みそ汁やカレー、煮物、炒め物などに入れて使うと不足しがちな食物繊維が簡単にとれます。
(プレスリリースより)

中野市農業協同組合 プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000010989.html中野市農業協同組合 えのき氷の作り方
http://www.ja-nakanoshi.iijan.or.jp/life_info/enoki_ice.html「食と農」の博物館
http://www.nodai.ac.jp/syokutonou/民間資格 きのこマイスター
http://www.tuutenkaku.com/naiyou.food/kinoko-maisuta.html