穀物の新たな可能性を求めて
健康に生きるための最も理想的な食事形態が、元禄時代以前の日本人の食であることがアメリカの一大プロジェクトによって発表され、その基盤を成す「穀物を中心とした食スタイル」の知見を深め、新しい価値を提供することを企業理念とする株式会社はくばく(代表取締役:長澤 重俊)は、インドで国内最大手の私立病院チェーンである「フォルティス病院」におき、自社の大麦製品の効果を立証するための臨床試験を8月27日から開始したと発表した。
(画像はHPより)
臨床試験は精麦加工の最大手である「はくばく」の日本産大麦が糖尿病に与える影響を観察するため、フォルティス病院のⅡ型糖尿病患者の毎日の食事に大麦90gを含ませ、それを毎日6ヶ月間摂取してもらうことで、患者の体重や血圧、血糖値、コレステロール値などから体調に与える変化をつかもうとするものだ。
なお試験は下記の条件を満たすインド人患者25名を対象に行われる。
【臨床試験対象者】
1. 成人のⅡ型糖尿病患者
2. 高血圧
3. 脂質異常症
4. BMI 25以上
(プレスリリースより)
世界規模で研究が進む伝統的日本食の有用性
臨床試験の進行の中心には、今年4月にデリーにおいて発足した、日本の食や食材が持つ健康への有効性や機能性をインドの医師らと共同研究する『食から健康を考える日印専門家会議』の発起人、アミタブ・パルティ医師(フォルティス記念研究所 生活習慣病内科)が据えられており、フォルティス記念研究所倫理委員会の承認も会得済みだ。
古代食に近い「大麦」を使った食事が、現代病と言える「糖尿病」にどの程度の効果を発揮するものなのか、非常に有意義な臨床試験といえるだろう。
(大麦を使ったインド料理のレシピ集 画像はプレスリリースより)

はくばく
http://www.hakubaku.co.jp/はくばく プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000009091.html