増える食物アレルギー 求められる対策
食物アレルギーの疾患者が増加する傾向にある昨今、ホテル・飲食店でのアレルギー対応は、社会の安全性を守る上でも非常に重要視されており、サービスを受ける側と提供する側双方へ、アレルギーに関する情報を詳細に把握できるツールの開発が求められている。
特定非営利活動法人アレルギーっこパパの会の推進する『アレコミュプロジェクト』は、実績にもとづいたホテル・飲食店のアレルギー対応情報の発信により、ホテル・飲食店のアレルギー対策の取り組みに寄与し、引いてはアレルギー疾患者への援助につながる活動を行っている。
(アレコミュプロジェクト 画像はHPより)
まずは正確な情報の把握が必須
この都度アレルギーっこパパの会では、サービス利用者側のアレルギー情報を飲食店側がより詳細に把握できるようにするため、WEBアンケートである『アレルギー調査ツール』の提供を開始した。
アンケートの項目は「基本情報」「日常の食生活」「具体的な除去食品」の3つに大別され、料理人が安全を判断するに重要な情報が幅広く網羅されている。
現実的な状況として、アレルギーをもつ子供の98%が外食をしているという実態があり、重大な事故や過失がいつ起きてもおかしくない状況にあるといえる。
そういった事情からも、こういった『アレルギー調査ツール』が飲食事業者に広範な意味で有益な情報を与え、アレルギーをもつ人々にとって安全な社会を実現するきっかけとなることが期待されているといえよう。
【アンケート構成】
1.基本情報
食物アレルギーを持つ人の氏名、年齢、エピペン所有状況など
2.日常の食生活
外食で利用する飲食店ジャンルとメニュー、使用できる調味料や油、食べられる食品など
3.具体的な除去食品
原因食品、原因食品の摂取可能なレベルと摂取可能量、発症防止に必要な対応など
(プレスリリースより)

NPO法人アレルギーっこパパの会 プレスリリース(アットプレス)
http://www.atpress.ne.jp/view/51480アレコミュプロジェクト
https://www.allergy-communication.com/アレルギーっこパパの会
http://www.arepapa.jp/