ランチが危ない
現代食を健康的に楽しむための情報発信を目的とする「脂肪と糖の研究室」は、全国20~50代の働く男女1,000名に対し、「働く人のランチ習慣実態調査」をインターネットにて実施した。
生活習慣病リスクが注目されているなか、ランチにも引き金になるといわれている「脂質」「糖質」の依存傾向が高く現れ、現代人の食習慣の実態が明らかになった。
依存は自覚済み
アンケート回答者の約半数以上が丼やラーメン、パンなど「糖質たっぷり」の単品メニューをランチとして食べている実態が浮き彫りとなった。
さらに、ランチの時間は15分以内との回答が最も多く、「早ドカ食い」の傾向がみられ、なかでも「5分以内」と回答する人の方が「炭水化物」摂取量が多い結果となった。
「炭水化物」と「脂」に依存しているか、との質問に対しては、全体の6割以上が炭水化物の依存傾向を自覚しており、「脂質依存」に関しても約5割が自覚している結果だ。そして、ランチに野菜を食べない人が4割近くにのぼっている。
和食は安心?!
炭水化物に糖質が多く含まれることを知っているか、との質問では「知っている」との回答が4割を超えたものの、「知らない」との回答が上回った。和食メニューはダイエットの味方、と認識されているが、メニューによっては炭水化物に偏ってしまい、ダイエットとかけ離れてしまうので、注意したい。
値上げが健康に影響?!
ランチ選びに求めることは約5割が美味しさ、約7割が低価格との結果になり、増税と食品値上げがランチを直撃していることも、調査では判明した。「早い、旨い、安い」のランチ代表メニューであるラーメン、丼のような「単品」メニューを選ぶ傾向になりやすいといえる。
「依存」は「習慣」といわれ、毎日の食生活で常に健康的な食事を摂取することは難しいかもしれないが、この調査を受け、まずは自分自身の食生活を振り返ることが、健康の第一歩になるだろう。
(画像はプレスリリースより)

脂肪と糖の研究室
http://www.atpress.ne.jp/view/56429