発酵の恩恵が腸内細菌の差をカバー
科学的な見地に基づくライフ&ヘルスケア製品事業を手掛ける長瀬産業株式会社は、健康食材として長年健康食品や漢方薬で使用されてきた「オタネニンジン(高麗人参)」がもつ血糖上昇抑制効果とその作用メカニズムに関する新たな学術発表を行った。
日本農芸化学会2015年度大会において発表された内容では、“オタネニンジンを発酵”させることにより、腸内細菌の個人差によりオタネニンジンの有効成分を充分に吸収できないとされてきた人にも、十分に人参の効果が発揮できるようになる可能性が説かれている。
今後の一層の研究進展に期待
今回長瀬産業はオタネニンジンの「インクレチン」による糖尿病改善効果に着目したが、これは血糖値の維持に効果を発揮するホルモンの1種であり、近年糖尿病の予防・改善に向けて注目されている成分の一つだ。
長瀬産業が行った培養試験では、“発行させたオタネニンジン”の方がより「インクレチン」の働きが強まることが確認され、GLP-1の分泌促進活性がより顕著に表れることが分かった。
発酵オタネニンジンに含まれる人参サポニン代謝物M1は消化管からのGLP-1分泌を活性化し、糖尿病の予防と改善に寄与することが期待できます。
さらに私たちはM1による作用メカニズムを知ることで、より良い機能性食品素材の開発に役立てたいと考えています。
(プレスリリースより)
(画像はプレスリリースより)

ナガセ ビューティケァ プレスリリース
http://www.nagase.co.jp/assetfiles/news/20150406-1.pdf長瀬産業
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