産学共同の研究が導き出した成果
江崎グリコ株式会社は、腸内環境を整えるといわれるビフィズス菌の一種【ビフィズス菌BifiX(ビフィックス)】に、メタボリック症候群を予防するのに役立つ効果が存在することを突き止めたと発表している。
これは東海大学医学部の古賀教授とグリコ乳業株式会社が共同の研究の末導き出した成果で、先月岡山県で開催された日本農芸化学会2015年度大会と、8日の日本プロバイオティクス学会によるプレスセミナーで正式に発表されている。
腸内環境だけでなく、メタボも改善してくれるビフィズス菌
メタボリック症候群の改善には「短鎖脂肪酸」という、お腹の中で内臓脂肪の蓄積を抑えてくれる“ストッパー”の役目を果たす物質の増加が欠かせないが、お腹での増殖作用の強い【ビフィズス菌BifiX】ならば、短鎖脂肪酸の発生にも同じく大きな力を期待できるという。
実際にマウスを使って行われた実験では、7日間の【ビフィズス菌BifiX】摂取を続けさせた肥満マウスに内臓脂肪抑制効果が確認されたが、一般的なビフィズス菌では同じ効果を観測することはできなかった。
これらのことからビフィズス菌BifiXは、おなかのなかで増えて、メタボのストッパーである短鎖脂肪酸を作り、その結果GLP-1などの抗メタボホルモンを増やしてメタボを改善すると考えられました。
(プレスリリースより)
(画像はプレスリリースより)

江崎グリコ プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000011546.htmlビフィズス菌BifiX研究レポート
http://net.glico.jp/bifix/reports/reports_03.htmlグリコ乳業
http://www.glico-dairy.co.jp/