味わいを深めた甘みに
大塚グループの結腸栄養剤メーカー、イーエヌ大塚製薬株式会社は摂食回復支援食「あいーと」商品の『愛知県三河一色産 うな重』のタレを一新し、2017年6月26日~8月31日の約2カ月間限定販売する。
うなぎは咀嚼が困難な人には小骨が障害となり食べることが難しい食材となっている。同社は、舌でくずせるやわらかさをもつうなぎを開発し、全かゆ程度のご飯に鰹だしを効かせ錦糸卵と共にふっくらとトッピングさせたうな重を2015年に商品化した。
愛知県三河一色はうなぎの養殖100年の歴史を持つ産地で、その生産量は全国でもトップクラス。ブランドうなぎらしく生臭さがなく、やわらかい皮や脂がのった身で知られる。この味を生かすため、同商品の味つけは薄めに仕上げ、タレと山椒を別添えにしている。
今回、味覚、商品テストを重ねた改良の結果、タレにコクや味の深み、まろやかさや甘みを増すことに成功した。
独自技術でぎりぎりのやわらかさを実現
同社の「あいーと」は独自の技術「酵素均浸法(酵素均質浸透法)」で食材本来の形、色、味、栄養素を保ちながら、通常の食事を摂りにくい人にも十分にやわらかくし、さらにプロの料理人による味つけで仕上げた食品(冷凍食品)。
蒸し器や電子レンジで温めるだけの手軽な調理で食卓に載せられる点も魅力。全39商品をそろえる。
同社は、咀嚼力が低下した高齢者、摂食機能が低下した人、栄養バランスや栄養摂取に不安がある人に摂食回復支援食を提供する中で、介護される人も家族も食事を楽しめるメニューとして祭事や季節性を重視した正月二段重セット、うな重、お花見弁当を開発した。
病院・施設向けには全国の契約代理店を通じ、個人向けには通信販売で販売している。
(画像はプレスリリースより)

摂食回復支援食「あいーと」
http://www.ieat.jp/news/post-1795/イーエヌ大塚製薬株式会社 プレスリリース/日経プレスリリース
http://www.nikkei.com/