少量でも効果は同じ
ヨーグルトはお腹に優しく便秘にも良いというイメージだが、実際にどのくらいの量を食べれば整腸作用に効果があるか知っている人は少ないのではないだろうか。
森永乳業は、同社の販売するビフィズス菌BB536を含むヨーグルトを使った実験で、少量でも整腸作用があることを確認し発表した。
この実験では便秘傾向者30名と下痢傾向者29名に、30gもしくは100gのビフィズス菌BB536 を含むヨーグルトをそれぞれ4週間摂取してもらい、その結果、便秘傾向者、下痢傾向者双方の排便回数、便性に改善が見られたという。
便秘にもダイエットにも嬉しい
ダイエット中でも体に良いというイメージから一度に多く取りがちになるヨーグルトだが、乳製品である以上それなりのカロリーがあることを意識しなければならない。
今回の実験で30gでも100gと同様の整腸作用があるとわかったことで、ダイエット中の食事制限もしやすくなり、さらに毎日欠かさずにヨーグルトを取ることも難しくなくなるだろう。
ビフィズス菌は、乳児の腸内から発見されたもので、腸内環境を整え、さまざまな病気を予防するとされているが、全てのヨーグルトに入っているわけではない。
乳酸菌と比較してもヒトの腸内に100倍~1万倍も存在し、特に整腸作用が強いと考えられている。
一般的にビフィズス菌は酸や酸素に弱いが、ビフィズス菌BB536は酸や酸素に強いため、生きたまま大腸に到達できるのが特長で、今回の実験でBB536菌の腸への働きの強さが証明された。

森永乳業│ニュースリリース
http://www.morinagamilk.co.jp/