死亡率2倍!
肥満体型の若年男性が55才までに死亡する確率が、普通体型の人より2倍になることがわかった。
Morten Schmidt氏をはじめとするデンマークの研究者チームが、4月30日にBritish Medical Journal Openにて発表した。
同調査は1955年に始まり、成人男性6502人が22才の誕生日から死亡もしくは55才をむかえる日まで研究に協力した。研究開始当初、参加者の1.5%にあたる97人が肥満体型もしくは過体重であった。
結果、若い頃に肥満であった人の死亡率および病気の発症率が非常に高くなることが明らかとなった。20minutesが報じた。
BMIがあがるごとに糖尿病リスク20%アップ
デンマークの研究チームによると、普通体型者と比べ、若年肥満者の糖尿病リスクは8倍、血栓症リスクは4倍になるという。また、55才になる前に死亡する確率も2倍になる。
さらに、若年肥満男性の場合、肥満度をあらわすBMIの数値が1つあがるほど、糖尿病のリスクが20%増加することがわかった。
一部の専門家は、今後増加する肥満者に対応するために医療システムを見直す必要があるとの見解を示しており、肥満が先進国で重大な社会問題となることは避けられない。
なお、今回の研究は成人男性のみを対象に行われており、成人女性については言及されていない。

若年肥満に関する調査結果
http://bmjopen.bmj.com/content/3/4/e002698British Medical Journal Open 公式サイト
http://bmjopen.bmj.com/若年肥満が死亡率を増加させる 20minutes
http://www.20min.ch/ro/news/science/story/