ダイエットには睡眠が効果的?
精神科医および神経精神科医をつとめる睡眠メディカルセンターのOlivier Pallanca教授によると、睡眠不足が肥満をまねく恐れがあることがわかった。
現在、成人の平均睡眠時間は平日で7時間、休日で8時間だ。半世紀前と比べ、睡眠時間は1時間ほど短くなっているといわれており、特に若い世代の睡眠不足が問題視されている。
Pallanca教授の研究によると、睡眠不足の人の場合、眠っている間に補えなかったエネルギーを体が必要とし、脂肪分や糖分の多い食べ物を大量に摂取する傾向にあることがわかった。
結果、睡眠時間の短い人ほど肥満になりやすいという。
最低ラインは6時間
人が必要とする最低睡眠時間は6時間。8時間以下でもすでに体に影響が出てくるといわれている。
France Infoによると、米国のある研究チームが睡眠と食欲の関係を調査したところ、9時間以上眠る人は比較的少食であることが明らかとなった。
近年では、パソコンやゲームなどの影響で、未成年者の睡眠時間が減少していることがわかっている。睡眠不足による肥満は、すぐに目に見える形で現れないため、油断している人も少なくない。
眠るという一見無駄な行為が、人の健康を左右することを忘れてはならない。

睡眠メディカルセンター 公式サイト
http://cmvs.fr/睡眠不足が太らせる France Info
http://www.franceinfo.fr/sciences-sante/