食べ物で埋め尽くされるSNS
FacebookやTwitterに食べ物の写真を載せる人は多い。レストランなどで食事が運ばれてきたとたんにカメラを構えるという光景もしばしば見かける。
しかし、SNSに食べ物の写真ばかりを載せている人が、精神的な問題を抱えている、もしくは摂食障害である可能性があることが明らかとなった。
バンクーバーでの肥満学会において、トロント大学ウイメンズ・カレッジ病院のヴァレリー・テイラー医師が発表した。
食への執着心に要注意
テイラー医師は、
問題は、食べ物の写真だけしかないことだ。私たちは、私たちにとって重要なものを写真におさめる。食べ物の写真だけをとるというのは、食べた場所や、一緒にいた人よりも食が重要だという心理の表れ(ハフィントンポストより)
と説明している。
もちろん、食べ物の写真をアップする人すべてが摂食障害というわけではない。問題となるのは食への執着心であり、食との関係性であるという。
例えば、近年増加してる「I love McDonald's」などの刺青も、執着心の表れだ。食が、「エネルギーの源」もしくは「楽しみの1つ」という領域をこえたときが赤信号だ。
今の時代、食に関する情報があふれかえり、必要以上に食に話題が集まる。食べ物依存症は現代病の1つなのかもしれない。

トロント大学ウイメンズ・カレッジ病院 公式サイト
http://www.womenscollegehospital.ca/about-us/食べ物の写真をとることは精神的な問題の表れ ハフィントンポスト
http://www.huffingtonpost.fr/2013/05/10/prendre