希少糖「D-プシコース」の抗肥満作用
香川大学農学部 松尾達博教授と松谷化学工業株式会社研究所の希少糖(レアシュガー)研究チームの共同研究で、希少糖の一種「D-プシコース」が、成長期ラットへのペアフィーディングを行った飼育環境のなかでも抗肥満効果があることが確認されました。なお血糖上昇抑制作用もあることが分かっています。
(この画像はイメージです)
体脂肪の低減作用に関しても、ラットの体重および体脂肪の低減と共に摂餌量にも差が認められる場合もあるので、作用機序(メカニズム)解明へのアプローチとして成長期ラットに各群の摂餌量が等量になるように飼料を与え「D-プシコース」による抗肥満効果が認められるか検討が行われました。
この研究発表は、2013年5月26日、「第67回日本栄養・食糧学会大会」(会場:名古屋大学 会期:5月24日から26日)で行われます。
希少糖について
松谷化学工業株式会社研究所では、2004年以来、香川大学と共同で新たな自然の糖である「希少糖」(レアシュガー)の研究を行ってきました。
希少糖は、自然界に微量しか無い単糖ですが種類は多く、50種以上存在するといいます。近年、研究機関による希少糖の大量生産技術の確立により研究が進み、さまざまな生理活性が発見されました。
希少糖の一種である、ノンカロリーで甘味度が砂糖の7割程度の「D-プシコース」は、「食後血糖上昇抑制作用」「内臓脂肪蓄積抑制作用」そしてモデル生物での「アンチエイジング効果」が認められています。

「第67回日本栄養・食糧学会大会」
http://square.umin.ac.jp/eishok67/index.htmlバリュープレス/松谷化学工業株式会社プレスリリース
http://www.value-press.com/pressrelease/110847