金芽米の自然免疫活性化機能
金芽米には自然免疫を活性化させる糖脂質のLPSが、普通精米に比べて約6倍含まれていることを香川大学医学部などのグループが発見し、世界的な学会である、第8回臨床栄養学会APCCN2013において発表されました。
発表の内容
消化管部門のシンポジウムで香川大学医学部の稲川准教授による発表の内容は以下の通りです。
「感染症や認知症、メタボリックシンドロームやアレルギーなどに対する予防改善効果として、自然免疫を適切に活性化できるLPSの経口摂取の研究を続けています。LPSは朝鮮人参など漢方薬に含まれますが、主食として多く摂取されるコメに含まれる亜糊粉層に注目しました。亜糊粉層とは、コメのヌカ層とでんぷん貯蔵組織の境目にあり、従来の精米では取り除かれてしまう部分。玄米にも含まれていますが、味わいや消化が良くないことから、ほとんど食べられていません。亜糊粉層を残存させた金芽米などのコメは精製白米よりも食味が良く、1日2合食べると、LPSの1日推奨摂取の約3割をまかなえます。」
海外からも関心集まる
東洋ライス株式会社が独自の精米技術によって開発した「金芽米」は、「亜糊粉層」を残した無洗米です。
長期間、金芽米を食べられている方から、体調改善効果が報告され海外の研究者からも関心が寄せられています。精白米の状態で栄養分と美味しさが両立できる金芽米の登場は、今後の社会の健康促進に対するニーズに貢献できると期待され、海外での発売も検討してほしいと要望が集まっています。

東洋ライス株式会社:金芽米
http://www.toyo-rice.jp/shopping/about/