がんの広まりを防ぐ植物性脂肪
米カリフォルニア大学の研究チームが発表したところによると、前立腺がんと診断された男性のうち、植物性脂肪を多く摂取している人の死亡率が低いことが明らかとなった。
同研究チームは、前立腺がんの男性4577人を対象に、9年間調査を実施した。結果、植物性脂肪を摂取している男性の生存率が、動物性脂肪を摂取している人よりも33%高いことがわかった。
研究チームのErin Richman氏は、
植物性脂肪は抗酸化物質を含んでおり、これにより、がんが広まるのを防ぐことができる(LE FIGAROより)
と理由を説明している。
負けない体を
カリフォルニア大学の研究チームによると、前立腺がんの転移を防ぐために、食生活を全てかえる必要はないという。
例えば、毎日摂取する脂肪分および炭水化物の10%を植物性脂肪にかえるだけで、がんの広まりを29%抑えることができ、生存率は26%あがる。
つまり、1日につきバター2片を、スプーン2杯のオリーブオイルにかえるだけで、このような効果を得ることができる。
植物性脂肪は、心臓病リスクを削減することでも知られている。植物性オイルやアボカドなどの青果、クルミなどを摂取し、がんになっても負けない体をつくりたい。

カリフォルニア大学 公式サイト
http://www.universityofcalifornia.edu/前立腺がんに植物性脂肪 LE FIGARO
http://sante.lefigaro.fr/actualite/2013/06/18/