イワシ、マグロ、サケなど乳がん予防に効果的
乳がん予防に、脂肪分の多い魚が効果的であることがわかった。中国の浙江大学を中心とした研究チームが、27日に発表した。
同研究チームは、米国、欧州、アジアで実施された26件の調査を分析し、乳がんと食生活の関連性を調べた。
80万人以上のデータを集計した結果、イワシやマグロ、サケなど脂肪分の多い魚を摂取しているほど、乳がんになりにくいことがわかった。
オメガ3
浙江大学の研究チームは、
アジア人の乳がん発症リスクは、比較的に低い。西洋の国に比べて魚の摂取量が多いためだ(REPONSE A TOUTより)
と、説明している。
脂肪分の多い魚にはオメガ3脂肪酸が多く含まれており、これを頻繁に摂取している女性の乳がん発症リスクは、そうでない人に比べて14%低くなるという。
なお、オメガ3脂肪酸は植物油、乳製品、卵などにも含まれているが、乳がん予防に効果的なのは魚に含まれるオメガ3であることがわかっている。
研究者チームは、脂肪分の多い魚を週1回から2回摂取することを推奨している。

浙江大学 ホームページ
http://www.zju.edu.cn/english/脂肪分の多い魚で乳がんリスク減 REPONSE A TOUT
http://www.reponseatout.com/pratique/sante-bien