睡眠不足は不健康のもと
米ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の研究者チームによると、十分に睡眠をとっている若者ほど、バランスのとれた食生活をおくっていることがわかった。
同調査結果は、6月1日から5日まで開催されたSLEEP 2013で発表された。
研究チームは、米国に住む10代の若者13280人を対象にアンケートを実施し、睡眠と食生活の関連性を調べた。
結果、1日の睡眠時間が7時間以下の若者は、週2回以上ファストフード店に行くなど、健康に悪い食事をとる傾向にあることがわかった。
一日9時間以上の睡眠を!
研究では、若者を3つの睡眠時間カテゴリーにわけ、食生活との関係を探った。カテゴリーは、睡眠時間9時間以上、7から8時間、7時間以下となっている。
研究チーム責任者であるLauren Hale氏は、
眠る時間が7時間以下の睡眠不足の若者は、バランスの悪い食生活をおくりがちなだけでなく、他の若者に比べ、体いい食事をとらないことがわかった(LA PRESSEより)
と述べている。
さらに、研究に参加した若者の18%が、7時間以下の「睡眠不足」のカテゴリーに属していることが明らかとなった。
小児科医および睡眠専門医は、10代の若者に1日に9時間以上の睡眠を推奨している。また、睡眠不足は、健康に深刻な害を及ぼす可能性があるとして、十分な睡眠をとるよう若者に訴えている。

ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校 公式サイト
http://www.stonybrook.edu/SLEEP 2013 公式サイト
http://www.sleepmeeting.org/早寝の若者の食生活は健康的 LA PRESSE
http://www.lapresse.ca/vivre/sante/nutrition/