肺
あんこうの肝、シラス、いくら、サケなど魚類に多く含まれる
ビタミンD。先月5日、韓国・カトリック大学・ソウル聖母病院の家庭医学科
チェ・チャンジン教授チームが
「ビタミンDは肺の健康にも重要な因子だ」という研究結果を発表していた。
ビタミンD不足
ビタミンDは血中カルシウム濃度を一定に保ち、カルシウムやリンの吸収を助ける役割を果たす。現在
ビタミンDの欠乏は日本人だけでなく、韓国でも問題になっている。韓国では
ビタミンDの欠乏症で病院を訪れた患者が、2007年
1800名で2011年には
1万6000名と急増したという。
チェ教授チームは韓国国民栄養調査資料の中から2008年から2010年までの3年間で、19歳以上の総
1万96名を調査した。その結果、
血中ビタミンD数値が高まるほど肺機能が統計的に優位に高く、特に結核にかかった場合
ビタミンDと肺機能との関連性をはっきり確認できたとされた。
さらに分析を通して、男性が女性よりも、非喫煙者が喫煙者よりも、運動をする人がしない人よりも
ビタミンDの
血中濃度が高かったとされた。
チェ教授は
「今回の研究結果、血中ビタミンDが年齢、性別、肥満、喫煙、運動など、すでに知られている要因とは独立的に肺の健康と関連があり、特に肺結核の病歴がある群でこのような関連性がはっきりとあらわれた。(メディカル・トゥデイより)」
とし、さらに
「最近は学業や職場生活などによって、韓国のほとんどの年齢層が昼時間の屋外活動が少ない。それでなくても足りていない場合が多いので、肺の健康を維持するのに必要なビタミンDは現在骨の健康を基準にした30ng/mLより低いので日光浴を通して体内ビタミンDを適切に維持する必要がある。(メディカル・トゥデイより)」
と強調する。

ビタミンD不足すると肺の健康に赤信号
http://www.mdtoday.co.kr/mdtoday/index.html?no=225