妊娠中の運動
妊娠中に適度な運動を行うことで、巨大児が生まれる確率が低くなることがわかった。
同研究結果を発表したのは、マドリード理工科大学のRuben Barakat氏とグラナダ大学のJonatan Ruiz氏、そしてマドリードヨーロッパ大学のAlejandro Lucia氏の共同研究チームだ。妊娠中の運動が与える胎児への影響を調査した。
研究に参加したのは510人の妊婦で、研究開始以前の運動時間はどの女性も1週間に20分以下であった。
巨大児出産リスク58%減
研究に参加した妊婦は、週に3回、エアロビクス、ストレッチ、筋肉トレーニングを含む運動を55分間行った。なお運動は、妊娠12週から14週、そして40週から41週に行われた。
その結果、運動をすることで、出生体重が4000グラム以上の巨大児を出産するリスクが、58%低くなることが明らかとなった。また、帝王切開による出産も少なかった。
なお今回の研究では、妊娠糖尿病への影響は確認できなかったという。
妊娠中の運動については、医師との相談のうえ、運動時間やマタニティスポーツの種類などを決めることが推奨されている。

マドリッド理工科大学
http://www.upm.es/institucionalグラナダ大学
http://www.ugr.es/妊娠中の運動 巨大児を予防 LADEPECHE
http://www.ladepeche.fr/article/2013/07/18/1673812