マルコメと東京工科大の研究
マルコメ株式会社と東京工科大学応用生物学部美科学研究室・前田憲寿教授は共同で、味噌と肌に関する研究を行い、第67回日本栄養・食糧学会大会で発表されました。また、8月1日にマルコメ株式会社のホームページで結果を公開しました。
味噌汁を毎日摂取することで、肌の保湿状態やキメが変わり、美肌効果と言える変化があったことが明らかになりました。
研究の目的
約1300年前から日本で食べられてきた発酵食品の味噌は、現代でも健康的な食生活作りに役立っています。しかし、味噌の美容効果については明らかにされていませんでした。
今回の共同研究では、味噌の摂取が肌にどのような影響があるのかを明らかにすることを目的として、肌状態の変化とセラミド合成系に対する影響について調べました。
研究の成果はいかに
味噌汁を2週間毎日継続して飲んだ人は、頬の角層水分量(=潤い)が増加し、肌のキメ改善が見られました。
さらにアンケート結果によると、本人の実感で「化粧のり」が良くなるとの回答も寄せられました。
このメカニズムを探るため、皮膚のセラミド合成系に味噌抽出物がどのように影響しているかを調べたところ、角層のセラミド合成にかかわる酵素「mRNA」の発現レベルが増加し、酵素活性が増えることが分かりました。
つまり、味噌を毎日摂取することが肌の保湿状態を良くして、肌のキメも整えることが分かりました。
今後はどうなる?
今回の研究結果によって、味噌の摂取で体の内面から美肌効果を得ることができると考え、美肌のサポートにつながると期待されます。

マルコメ公式サイト
http://www.marukome.co.jp/index.html