19州で減少
米国における低所得層の幼児肥満率が、わずかに減少したことがわかった。
米国疾病管理予防センター(以下CDC)が今月6日に発表したところによると、2歳から4歳までの子どもの肥満率が、2008年から2011年の間に全19州で減少したことが明らかとなった。
米国では、幼児の8人に1人が過体重および肥満である。特に、所得が少ないスペイン系およびアフリカ系移民の子どもたちに多いという。
なお、今回の調査で、特に肥満率の改善がみられたのは、フロリダ州、ジョージア州、ニュージャージー州などで、約1%減少した。
幼児肥満 一生を左右する健康問題
CDCのトム・フリーデン所長は、
(肥満率の)減少はわずかなものであるが、いい方向に進んでいる(20minutesより)
と述べ、子どもの健康状態が改善傾向にあることに喜びを示した。
幼児の肥満は、あなどれない。低年齢の子どもが肥満である場合、大人になってから過体重もしくは肥満になる確率は、ほかの年齢の子どもよりも5倍増大する。
これにより、高血圧や糖尿病などを発症する危険性も高くなる。
CDCも、
幼児期の肥満により、一生深刻な健康問題に悩まされる可能性がある(20minutesより)
と述べており、注意を払うよう呼びかけている。

米国疾病管理予防センター
http://www.cdc.gov/幼児肥満調査 米国疾病管理予防センター
http://www.cdc.gov/vitalsigns/ChildhoodObesity米国 低所得者の幼児肥満率 初めて減少 20minutes
http://www.20minutes.fr/monde/1207623-20130807