いつまでも美味しいデザートを食べたい
キユーピー株式会社は高齢者向けに市販している「やさしい献立」シリーズから新たに、デザートを8月23日より販売します。
デザートや果物を食べたいという欲求を満たしたり、“果物で食欲喚起”を目的として販売されるのは「とろけるデザート」と「すりおろし果実」で、食欲が低下している方に再び食べる喜びを味わってもらえるように商品設計をしています。
(キユーピー株式会社プレスリリースより)
高齢者向け商品の購入動向
総務省が発表した「家計調査」によると、果物は年代が上がるにつれて購入金額が高くなっています。
「果物を食べたい」と考える高齢者が多い一方で、硬さなどの食べにくさから、「食べたいのに食べられない」と感じる人がいるのが現状です。
好きな果物を手軽で安全に食べられれば食欲が喚起されて、通常の食事量も増加すると期待され、今回の「とろけるデザート」と「すりおろし果実」発売へと繋がりました。
食べやすさを考慮した「とろけるデザート」
ゼリー状のデザート「とろけるデザート」は、果汁と果肉を15~24%の割合で配合しています。とろけるような食感に柔らかい果肉が入っているので、のどごしもなめらかで食べやすく配慮されています。
容器は、スプーンですくうときにこぼしにくいように、適度な深さと角度をつけて、高齢者自らが持って食べるときに食べやすさにもこだわりました。
ジャム作りの技術が活きる「すりおろし果実」
パウチ容器に入ったフルーツデザートの「すりおろし果実」は、果物をよりなめらかに食べられるよう果肉をすりおろしています。
果肉は74~95%の割合で使用されており、ジュースでも、ゼリーでもない、果物の美味しさをそのまま食べやすい状態に仕上げた製品です。そのままパッケージを持っても、器に出して食べることもできます。
キユーピー株式会社が販売する「アヲハタ」のジャムづくりで培われたフルーツ加工技術を採用し、高齢者でも食べやすく、そして果物の鮮やかな色はそのまま加工しています。
どの果物が好きですか?
キユーピー株式会社が2013年に調べた「果物の摂取意向」によると、60代以上が好きだと答えた果物は、みかん・桃・りんご・いちご・バナナの順であることがわかりました。
また「果物を加工した製品は、生の果物の代わりになるか」という質問には「そう思う・ややそう思う」の合計と、「思わない・あまりそう思わない」の合計が共に40%になり、意見が分かれる結果になりました。
ただ、キユーピー株式会社は肯定的な意見を持つ高齢者が4割いることを受けて、前向きに製品開発が行われています。

キユーピー株式会社
http://www.kewpie.co.jp/